
7月後半に弾丸でBornholm島に旅行に行った。Bornholm島はデンマーク領でありながらも、スウェーデンの下に位置しているため、基本的にスウェーデンを経由しなければ行くことができないという特殊な場所。フォルケで出会った友達のおすすめであり、地球の歩き方を読んで気になっていた場所だ。コペンハーゲンに住んでいる知り合いにお声がけして一緒に行くことになった。
中央駅から一駅のところから、Bornholmに渡るフェリー乗り場まで行くためのバスに乗った。スウェーデンのフェリー乗り場まで約1時間半、そこからフェリーに乗り換えて約1時間、乗り換えなどの時間をあわせると3時間強でBornholmに到着した。バスはほぼ満席で指定席を取っていなかったので隣同士には座ることができなかったが、日本の高速バスのような形でまあ快適だった。ただやはり車内が寒すぎる。海外あるあるだが、皆さん体感温度が高いのか、公共交通機関はキンキンに冷やされることが多いので羽織物は必須だ。フェリーはさらに快適で、揺れはほとんどなく中にはカフェやビュッフェ(事前予約が必要そう)があり、多くの人が食事をとりながらフェリーを楽しんでいた。

フェリー乗り場近くでレンタサイクルを借りる予定にしていたので、近くでレストランを探したがお休みのところもあり良い場所を見つけられずスーパーで買ったパスタサラダで腹ごしらえをした。見た目では軽く食べられるかと思ったが思いのほかボリューミーでお腹がぱんぱんになった。その後、予約していた自転車を借りて、フェリー乗り場からのバス乗り場へ。私はギア付きのノーマル自転車、友人は電動自転車にした。この選択を後悔することになるとはつゆしらず、うきうきでバス乗り場に向かった。

早めに着いて待っていたので自転車も積み込ませてもらえたが、もう少し遅ければ乗せてもらえなかったかも(途中で乗せようとした人は断られていた、申し訳ないが仕方ない)運転手は、はじめはクールなおじさんかと思っていたが、話をすると陽気なおじさんで行先を伝えると「降りるところで教えてあげるから寝ててもいいよ」と言ってくれた。結構荒い運転だったので、寝るどころではなかったが、こういう出会いも旅の醍醐味だなと。
そして、私が来てみたかった磯場のテラスに到着。磯場の上にデッキが設置され、ウォーキングできるようになっているのだ。ここからの朝日の写真をインスタで見てから来てみたいと思っていたのだ。今回は朝日を見ることは叶わないが、天気がよかったので気持ちよい散歩になった。そこから少し歩いていくとかっこいいコミュニティセンターがあり、その前のベンチが最高に気持ちよかった。海を見ながら木陰でぼーっとする時間ほど最高なものはない。


ここから自転車で島を半周。途中には城跡があるため、そこによってあとは気持ちよいサイクリングを楽しむ計画だ。マップ上では15分ほどで城に到着とあるので、とりあえず自転車を走らせた。しかし、進んでも進んでもなかなか城は見えてこない。この日もまだ私の携帯は使えなかったため、友人の携帯で地図を見てもらっていたが、思っていたよりも道が複雑で少し進んでは確認することの繰り返し、かつ思っていた以上のアップダウンの繰り返しで予定の倍以上の時間がかかってしまった。デンマークは坂がほとんどない国と思っていたが、この島は少し違ったらしい。普通の自転車で移動しようと思っていたのが甘かった。サイズを調整してはもらったが、サドルは固くギアもうまく調整できないので、城に着いた時点で私と友人は疲労困憊だった。
でも、城はとても素晴らしかった。城跡を眺めるデッキとカフェはデザイン性が高く、城跡からの海と森の眺めは美しく、時間の経過とともに育まれた木や葉が生い茂る城跡はラピュタを感じさせる幻想的な景色だった。冷たいドリンクで休憩をして再出発。この時点で予定時間を大幅にオーバーしていたので、チェックイン時間に間に合うかどうかという時間になっていた。ホテルにメールを送っておいたが、とりあえずホテルまで急ぐしかない。



友人は電動自転車のコツをつかんできたのかすいすいと進んでいくので、先に行ってもらい私はアップダウンと、お尻の痛み、腕の疲労と闘いながら、ホテルに向かった。景色は綺麗なのだが、それを楽しむ余裕はあまりなく、何度ヒッチハイクしようか、バスに乗れないかと考えたことだろう。しかし止まってくれる車もなく、自分の限界との闘いになった。やっとの思いでホテルに到着。チェックイン10分前くらいでギリギリセーフ。ホテルの方はメールに気づき、鍵を部屋の中に置いておくからゆっくり着て大丈夫だよと返信してくれていたようだが、チェックインという気持ちがなければ頑張れなかったかもしれないので、逆に気づかなくてよかったかもしれない。
残念ながらその時間にはホテルのレストランが閉まっていて(レストランというかバーだけど。ただ早すぎないか?と思うが自然の中にあるコテージのようなホテルなので仕方がないか、、、)自転車で15分ほどの隣町まで夕食を食べに行くことにした。正直、体も心も限界寸前であったが、空腹だったし、夕焼けをどうしても見たかったので奮い立たせてレストランに向かった。

Bornholmは燻製で有名なので、燻製サバとスモークサーモンを注文。あとはおともにもちろんビール。爽やかな地ビールが疲れた体に染み入った。燻製サバのフライはデンマークおなじみの黒パンとバター、甘めのマスタードと。これが美味しいのなんの。私の好みにドンピシャだった。デンマークで食べた料理の中で一番美味しかったかも笑 本当はゆっくり食べたかったが、日没の時間が迫っていたので、足早にビーチに向かった。日は沈みかけていたが、どうにか間に合った。散歩中の馬くらいで、ほぼ誰もおらずプライベートビーチで夕焼けを楽しんだ。日没が遅いので、ゆっくり夕焼けを見るのは久しぶりでとても癒される時間だった。

2日目は島中央にある湿原のような場所に行くつもりでいたが、私の体が限界を迎えていたため、どうにか自転車屋さんまでの30分ほどを乗り越えて早々に自転車は返却した。街中を少し散策して、Bornholm特有ともいえる丸い教会に行くことにした。街中にあるセカンドハンドショップで可愛い指輪とアウターに出会ってしまったため、即着用して旅を続けた。私たちの向かった教会は有名なものではないため、中に入ることは叶わなかったが、中を覗くと牧師さんを囲むように円形になっていてあたたかみを感じた。

そのあとは中心地に戻り、カフェで空腹を満たして時間に余裕をもってフェリー乗り場に向かった。帰りはフェリーにバスごと乗船。先に席も確保できるし、荷物も置いておけるし、乗り降りの時間が短縮されるので効率的で良い方法だなと思った。フェリーに入ってからは、中に入ってもそのままバスにいてもよさそうだったが、全員降りていたと思う。そして帰りもゆっくりとフェリーを楽しみ、バスに戻ってコペンハーゲンへ。途中強めの雨が降っていたが、コペンハーゲンに着くころには落ち着き、またほぼ濡れることなく帰ることができた。やっぱり(自称)晴れ女。ではこのへんで、Hej hej