
今回はデンマークにおける電車の乗り方についてお話しようと思う。デンマークの電車は日本ほどではないが、かなり綺麗なので気持ちよく乗ることができる。たまに寄付や物乞いのような人が回ってくることがあるが、稀なことかつ無視しておけば何かされることもないので、基本的に安心して乗っていて良いと思う。
電車に乗るためには、券売機でチケットを買うか、ライゼコートと呼ばれるカードを発行するか、DSBのアプリを使うかだと思う。今回は、DSBアプリの使い方を紹介したい。正直これが最も簡単な方法だと思う。ただ、ライゼコートのほうが、安くなることが多いので、長期滞在する方(居住許可や銀行口座を作る人)にはライゼコートをおすすめする。※と思っていたが、DSBアプリのCheck-in/outやKommune passはライゼコートとほぼ同じのようなのでアプリで十分かと思う(友人談)
DSBアプリはダウンロードするだけで誰でも使える。支払い方法はクレジットカード、Apple pay, Mobile pay(日本でいうPayPayのようなもの)が選択できる。私は基本的にApple payを使用している。DSBアプリで、電車(S trainと呼ばれる)、地下鉄、バスに乗ることができる。いわば、日本のSuicaやPasmoのようなものだ。

Apple payを選択するとこのような画面に
驚くことに、デンマークには改札というものがない。ではどうやって、チケットを管理しているのかというと、ランダムに係員が回ってきて、チケット(アプリであればQRコードを表示)を確認するという仕組みだ。つまり、乗客の良心を基本としたシステムになっている。もし、係員が回ってきたときに、チケットがない=無銭乗車をしていた場合は、数万円の罰金を支払うことになるらしいので、見つからなければいいかというリスクよりきちんとチケットを買うことをおすすめする。
アプリの使い方には、1.Check-in/outと2.Ticketの個別購入がある。
1.Check-in/out
これは、乗車時にCheck-inして、降車時にCheck-outするという仕組みだ。ネット環境があればアプリ上でCheck-in/outが可能なのでとても簡単。そして、事前にチケットを買うより安く済むことが多い。なぜなら、時間帯によって割引があるためである。デンマークでは、ラッシュアワー(朝と夕方)以外の時間は少し安く乗れるようにすることで、通勤通学の時間をずらそうとしているらしい。
ただ、このCheck-in/outでは、常に位置情報を共有しなくてはならないため、セキュリティに不安のある方にはおすすめできないかもしれない。また、バッテリーの減りも気持ち程度だが早い気がする。
Check-in/out後に、自動で引き落としされる仕組みだ。

ここから使う公共交通機関を選択

Check-in / outをスライド
2.Ticketの個別購入
まず、出発地と目的地をDSBアプリで入力して、自分の乗りたい時間のチケットを選択して購入する。上記いずれかの支払い方法で支払いをしたら、アプリ上にQRコードが表示される。これを係員が回ってきたときに見せればよい。
デンマークの電車はZone制(コペンハーゲン周辺だけだが)を導入していて、Zone内、かつ制限時間内であればどの駅で乗り降りしても追加のお金はかからない。これだけではわかりにくいので、具体例をあげて説明する。
Københaven H(コペンハーゲン中央駅)ー Nørreportー CPH Lufthavn(コペンハーゲン空港)と駅が並んでいる。そして、Københaven HーCPH Lufthavn間のチケットを買う
Københaven Hから乗車
↓
Check-outをせずNørreportで下車して買い物
↓
Nørreportから乗車
↓
CPH Lufthavnで制限時間内に降車してCheck-out
この場合、Nørreportでの一度の乗り降りは加算されず、もともとのチケット代のみで済むということだ。ここで注意が必要なのは、Check-outを途中でしないようにすることと、制限時間をきちんと確認しておくことだ。
加えて、DSBにはOrange ticketというものがあり、日時指定のチケットを安く買うことができる。長距離での移動で、事前に時間が決まっている移動の場合は、こちらをチェックすることを強く推奨する。時には、半額程度の金額で購入することができる。ただし、これは日時指定なので、同じ区間だからといって違う時間に乗ると無効になり、無銭乗車とみなされて罰金になることもあるので、確実に予約した電車に乗ることが重要だ。
そんなこんなで電車の乗り方を紹介したが、先日コペンハーゲン中心地から最寄り駅までのKommune pass(定期券)を購入したので、移動がとても楽、かつ精神的にもとても軽やかに街中に出ていけるようになった。では、また別の記事で。