ヒュッゲに包まれる人生の分岐点

海外での体験談をお伝えします

フォルケホイスコーレとは

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私が今通っているフォルケホイスコーレというものについてのお話。

(個人的な理解や見解で書いているので、すべてが正しいかは保証できません)

フォルケホイスコーレは、デンマーク発祥の教育機関で、試験や成績評価などのない自由な学びの場。17歳以上の成人が幅広い分野を学びながら、自分自身を成長させることを目的としている。高校を卒業した若者が進路を考えるために通ったり、一度社会に出た人が改めて人生について考えたり、様々な目的をもった人が通っている。

 

分野は、文学、歴史、心理学、環境、IT、コミュニケーション、教育、音楽、演劇、スポーツ、アウトドア、ダンス、絵画、写真、環境学、哲学、政治学、国際文化など多岐にわたる。

歴史を遡ると、19世紀半ばにデンマークの思想家ニコライ・フレデリック・セヴェリン・グルントヴィによって創設されたもの。もともとは農民や労働者向けの教育機関だったが、現在は若者から成人まで幅広い層が利用している。

デンマーク国内に約70校ほど存在し、外国人向けのプログラムも充実している。また、デンマーク以外にも、スウェーデンノルウェー、ドイツなどで類似の学校が設立されている。日本の北海道にもフォルケホイスコーレをモデルにした学校が生まれている。

 

フォルケホイスコーレは、国籍関係なく国からの助成金を受けることができ、学費の一部を払うだけで入学することができる。

一旦、ここまでは一般的なフォルケホイスコーレについての説明。

より詳細に知りたい方はこちら

 

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ここからは、私の通っているAvnø Højskoleについてのお話。

コペンハーゲンから電車で1時間程度の地方にある学校。エコビレッジの一部として運営されていて、自然に囲まれたかなりのどかな場所。テーマとしては、サステナビリティや健康、幸福、コミュニティなど。学生とボランティア、先生が同じ場所に住み、一緒に生活することで多文化共生やコミュニティで生きることも学ぶことができる。

 

健康面では、マクロビオティックを取り入れていて、ヘルシーで環境に優しい食生活を送っている。No sugar,No Alcohol,No coffee,No Stimulantsが基本(個人が勝手にとることは問題ないが、学校から提供されることはない)たまに魚料理は提供されるが、肉類や乳製品は提供されないので、ほとんど穀物、野菜、藻類が中心になる。

 

私のコースは「包括的な健康」をテーマにしていて、メンタル面で自分と向き合うことや目標の明確化、フィジカル面でのメニューの考え方や食事の重要性などを学んでいる。マクロビオティックについても授業内で多く取り上げられている。

 

マクロビオティックとは、食を通じて健康と長寿を目指す食事法や生活のこと。日本人の桜沢如一(外国名ではGeorge Ohsawa)が創始者で、20世紀初頭に日本で発展し、欧米に広まっている。恥ずかしながらマクロビオティックのことはほとんど知らなかったので、日本のことを海外で学ぶという不思議な体験をしている。とはいえ、伝統的な日本食に近いので、なじみのある食材が多く登場する。

 

食材と調理法を「陰(体を冷やす性質)」「陽(体を温める性質)」に分類し、バランスをとることで心身の調和を図ろうとしている。また、その場所でとれた食材を食べることが健康によいという「身土不二」という考えにも沿っている(ここについては授業では簡単にしか触れていなかった。全体でバランスをとることの重要性を強調していた)

 

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ある日のお昼ごはん(フムス、玄米&赤米、セロリのピクルスなど)

 

ちなみにこのホイスコーレは政府に認可されたものではないので、他の学校より少しお高めだと思う。

では実際にこのフォルケホイスコーレで生活してみてどうなのかは別の記事で。